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【セミナーレポート:トヨタ車体株式会社】 生成AIを活用した新規事業の創造について

2024年8月22日(木)、株式会社01STARTは、トヨタ車体株式会社様の新規事業プログラム「HaCoBoost2024」の一環として、特別ウェビナー「ChatGPTをはじめとする生成AIを活用した新規事業の創造について」をZoomにて開催いたしました。新規事業に取り組みたいとお考えの方に、事業アイデアづくりのサポートとして生成AIの活用方法をお伝えしました。

セミナーの概要

今回のセミナーでは新規事業創出における生成AIの活用方法を紹介しました。セミナーは以下のアジェンダに沿ってお伝えしました。


セミナーのアジェンダ

  • 生成AIの基礎知識
  • 業界ごとの活用事例
  • 事業アイデアの作り方
  • 質疑応答

今回は、参加者の皆さまに、ChatGPTや自社でお使いの生成AIツールを準備をしていただき、サンプルプロンプトを活用して、セミナー中に実際に操作しながら学びを深めていただきました。

生成AIの活用を実演を交えて紹介

新規事業の創出のプロセスの解説に加えて、ChatGPTを活用して新規事業のアイデアを実際に生成する演習を実施しました。


セミナーで取り組んだ主な演習

  1. アイデアの拡散 – 提供されたプロンプトを使用し、ChatGPTで大量のビジネスアイデアを生成。
  2. PEST分析と5F分析 – 生成AIを用いて、選択した市場の分析を実施。
  3. リーンキャンバスの作成 – ChatGPTの支援を受けながら、ビジネスモデルを構築。
  4. ペルソナと共感マップの作成 – AIを活用して顧客像を具体化。
  5. カスタマージャーニーマップの作成 – 顧客体験を可視化。

今回のセミナーでは、生成AIの基本的な理解から実践的な活用法まで、幅広く紹介しました。AI技術が急速に進化している現状を踏まえ、このような急速な進化に対応するためにも、常に新しい技術に目を向け、継続的に学び適応することの重要性をお伝えしました。

アイデア出しのプロセスにおいて「拡散」と「収束」という2つのフェーズが重要です。「拡散フェーズ」では、生成AIを活用して多くのアイデアを広範囲に出し、可能性を広げることが必要です。「収束フェーズ」では、生成されたアイデアの中から、事業に最適なものを選び出し、具体化するプロセスが必要になります。「拡散」と「収束」を繰り返しながら事業アイデアをブラッシュアップしていくことは、生成AIの活用においても重要であり、事業推進の速度を高める上で有効です。

生成AIは新しい同僚が増えたような感覚で活用することがポイントです。AIを単なるツールとしてではなく、業務の一部として組み込むことで、より効果的に活用できるようになります。

生成AIについて、毎日のように新しい情報が発信され、また情報量も膨大です。セミナーでも情報量が多く理解し難い点があったと感じる方もいらっしゃったかもしれませんが、これらの内容を通じて、生成AIの可能性と限界を少しでも理解いただき、日々のビジネス現場での活用いただければと思います。

今後に向けて

今回のセミナーを通じて、参加者の皆さまには、「新規事業の創造」をテーマに、生成AIの持つ可能性と具体的な活用方法についてご紹介しました。01STARTは、今後も生成AIや新規事業創出に関連する知識や技術の普及を目指し、セミナーやワークショップを通じて情報発信を続けてまいります。生成AIを活用するにはまずは量稽古が必要です。

参加いただいた皆さまには、生成AIを活用いただき、ぜひさまざまな新規事業のアイデアを生み出していただきたいと思います。引き続き、皆さまのビジネスにおける生成AIの活用を支援し、新たな価値創造に向けてサポートを提供してまいります。今回のセミナーにご参加いただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。

 

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